Archive for June 2010

15 June

<就園児クラス>さらにフォニクスに注力、新しいゲームを導入!

 就園児クラスがいっそう充実し中身の濃いものに進化しています!
 もともと当学院では、年少児クラスからフォニクスやアルファベットの書きを始めるなど、文字の読みにつなげるように早期から無理なくできるプログラムで進めています。それでもさらに実践的な読みと発音が身につくように、今回は年中/年長児クラスで音声玩具を使ったゲーム感覚の新しいアクティビティを開発しました。生徒たちには、自分で単語を作って発音を確かめられ、先生にほめられるので本当に“できた!”という喜びを感じられるようです。お家で繰り返し練習ができるシートもあるので、少しずつ的を絞って身につけられると保護者の方にも好評です。
 小学校への英語の正課導入は来年度からということですが、その内容は5,6年生でアルファベットや簡単な単語・挨拶などの定型表現を習う程度で、習熟度の確認は行わないというような非常に初歩的なレベルにとどまる見通しです。当学院では、週1回の通学でも高度な内容の英語に進めるように無理・無駄を省いた独自のプログラムで、小学低学年から中学生対象の「英検」で成果が立証できる本物の実力を養成しています。しかも、ネイティヴ講師とのコミュニケーションの経験もしっかり積み重ねていけるので、学力だけでなく“感覚”の上でも、英語を自然に使える人になれるのです。
 <せっかく時間と労力をかけるのだから、絶対に無駄にせず将来に直結する成果を得る> 
それが私たちの基本方針です。

16:12:48 | natalis | |

01 June

<Natalis News>より  『立腰』と『自然体』〜正しい姿勢を身につけさせてください!

 学力がうまく伸びない、学んだことの覚えが悪い、といった子どもたちに共通することばの能力の問題については何度もお伝えしてきています。実は、もう一つほとんど例外なく共通しているのが、姿勢の悪さです。
 「集中力や持続力が足りなくて…」と言われる子どものほとんどは正しい姿勢を身につけていません。「身につける」とはこの場合、意識しないでも、いつでも、長く続けていられるようになっていることです。当学院でも、最近は時々椅子にきちんと座っていられない低学年生や、高学年でも体がぐにゃぐにゃしたり、頬杖をついたりする姿を見ることがあります。そういう子の口癖が「疲れた」である点も想像していただける通りです。
 さて、正しい姿勢を身につけさせることは、小さいうちほど簡単であり、また、絶対に家庭で責任をもって行わなければならないことの一つだと思っています。それは、人としての基本を構成する重要な要素であるとともに、食事や大人と大事な話をするとき等、毎日の生活の中でしつけの一環として指導すべきものだからです。
 では、何に気をつけどうすればよい姿勢が身につくのでしょうか。ここでは根本である「立腰」と「自然体」について触れておきます。これさえおさえておけば大丈夫という中心概念です。
 立腰とは、文字通り腰を立てることです。椅子に深く座って腰を安定させた上に背骨をまっすぐにして(本当は横から見ると弓なりになるのですが感覚的には「まっすぐのばす」という言葉で表している状態です)乗せます。その背骨の中心に頭を正しく乗せます。最も重たい頭とそれを支える柱である背骨を腰骨の真中の正しい位置におけば、重さを感じないほどの安定を感じ肩や足腰の余分な力がとれて疲れにくくなります。また、あごを引き視野を前方に広く深くとれる頭の状態ができ、自ずと集中度が高まり明晰な意識で受信する態勢が持続できるのです。
 これは、日本の伝統的な「道」と名のつくものすべてに共通する基本中の基本です。武道であれ舞踊から書や生花などの文芸であれ例外なく、私たちは姿勢の重要性を知り、それを伝え学んできたのです。時に何やら思想的なものと併せて宣伝されたりしたので警戒されるむきもあるかもしれませんが、内容自体は我々の素晴らしい伝承遺産と言えるでしょう。
 立腰を身につけるために、一つだけ例をご紹介しておきます。それは相撲や剣道などの蹲踞(そんきょ)の姿勢を練習することです。関取が土俵での立ち合いの前に、つま先を上げてかかとの上に尻を載せてしゃがんで背を伸ばして向かい合っているときの姿勢です。ふらつかないようにして何分じっとしていられるかを競うようなゲーム感覚でやってみてください。
 もう一つの「自然体」は、柔道や剣道で最初に指導される自然な立ち方です。これは立腰を立ったままで実践しているようなものですが、肩幅ほど足を開いて足裏全体に体重がかかるようにすることで、頭から足先まで全身に柱が通ったように安定します。同時に余分な力を抜き呼吸をゆったりと腹式で行い、視野を広くして清明な精神を保てば、内面での不動と外圧への瞬間的な対応を可能にします。ネット等でぜひ一度専門的なやり方を確認してみてください。
 長年、幼児から大人まで様々な形で教育にかかわってきていますが、正しい姿勢は良い学びのための必要条件だと断言できます。社会人としての品格にも及ぶでしょう。どうか親が与えてやれる貴重な財産として、全力をあげてでも身につけさせてください!

19:43:00 | natalis | |