Archive for January 2016

01 January

<Natalis News>より 2016年、改革の速度を上げます

  本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  2016年。早いもので21世紀の最初の15年が既に終わってしまいました。今年は閏年で、次の閏年にはもう東京オリンピック/パラリンピックが開催されます。そして、設計からやり直しになった新国立競技場が突貫工事で一気に建設されるのと同じようなスピードで、(特に英語を目玉とする)高校/大学接続の大改革が、2020年を目指して本格的に準備されていくことになります。
 当学院の活動方針も、今年からは達成速度が大きなテーマになってきます。内容につきましては、年齢の上の方からと下からで改革を進めています。
 まず上は、中3終了の時点で(大学入試以降まで)絶対に「英語勝ち組」になれる根幹の読解力養成教材がほぼ完成し、最終形態を決めて順次リリースするところまできました。最終到達点は、今年の東大受験をめざして頑張ってきた生徒が力をつけてきた過程や現役東大生のTOEICなどのスコア等も考慮しながら決めて行くことになりますが、まずは高校入学時に勝負が決まっていると言える程のしっかりした土台を作れるところまでは形になっています。常にお話ししていますように、根幹の力は、一読で正確に読み取れる読解力に収斂されます。ただし、それを会話や作文で運用することまでを射程に入れた学習法に則って身につけていくことが重要です。これが第一弾とすれば、次は語彙です。上位の大学の入試を突破するには1万語以上が必要と言われ、誰もが苦労する単語・熟語の習得も保障する教材の、第二段階以降の制作に着手しています。
 下からの改革は、やはりまずは「読み」につながる部分です。フォニクスをはじめ各種教材を少しずつ試しながら検討を重ねてきましたが、幼児クラスの段階からよく出会う基本語“Sight Words”を文字とともに覚えて本格的な読みの「核」をつくり、小学生からは自分のものにした単語が目に見えてわかるような学習形態の導入を予定しています。学習者が、自分の知っている英語と「英語が読める力」を自覚しながら進められるように工夫された教材となる予定です。
 もちろん、これらの改革が「読み」だけに偏ることは避けなければなりません。会話力の強化を、特に英検5級レベル到達時に、現在形の範囲で相当の表現が「意識的に」使えるように、小1レベルの初期からより実践的に鍛えていくプログラムも導入することになります。
 まだまだありますが、新年度に向けて順次お伝えして参りますので、ご質問やご相談等もお気軽にお寄せください。

21:10:00 | natalis | |