Complete text -- "<Natalis News>より “目標”のことをもっと"

01 September

<Natalis News>より “目標”のことをもっと

 少し反省しながら書いています。
 例えば、平均的な進み方は維持していても、覚えて身につける精度がなかなか上がらずテストでどうしてもミスが出てしまうような中学生はいつでもいるものです。 そんなときは普通、もう少し頑張って長文読解の精読教材 ーー これは、中学文法の基本をおさえた上で、だんだんと長く難しくなるように配列された長文を1文ずつ1対1で精読して進め、高校入試の完全制覇とそれ以後、大学入試から英語で仕事ができる資格までを射程においた盤石の土台を築く段階で、これを修了することが当学院の第一段階の共通目標です ーー に進めば(すべての復習も実践的なかたちでできるので)、必ず成績も伸びて安定してきます、と言い続けてなんとか早く到達できるように最善を尽くします。そして、通常は(ほぼ例外なくと言っていいでしょう)途中からミスも減ってきて読破した英文量に比例して成績も上がってきます。
 しかし、目先の成績が上がってきたぐらいのことでは全然足りないのです。五、六合目位のところまで来たらはるかな頂上まで続く道をはっきりと見据えて、ますます勢いをつけて登っていってほしい ーーー 反省点は、目標意識でした。
 だれでも、目標が明確に見えている人ほど確実に達成するものだということは知っています。私たちの掲げているゴールは、今度の定期テストなんかではなくて、英語を自由に使って世界へ羽ばたける力を身につけることで、その前の必要な段階として望む大学に入るとか、そのまた一つ前で高校に合格するというように繋がっているのです。最終ゴールはまだ雲がかかっていてぼんやりしていたとしても、少し先にある目標をしっかりイメージして切実な達成意欲を喚起して邁進していけるようにしなければなりません。教室でも、ただ時々に話をするだけでなく、もっと様々な方法を追求したいと思います。自分のことではないだけに難しいことですが、ご家庭でもどうか早い時期から機をとらえては良い刺激とじっくりと話し合う時間を積み上げて、自分の将来を豊かにイメージできるように導いてあげてください。幼児でも、小学生でも早すぎるということは決してないのですから。
10:22:00 | natalis | |
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