Archive for April 2012

05 April

【幼児】子育てのヒント 自信を育てるほめ言葉を英語でも!

 人の話が聞ける、物事に前向きに取り組める、まっすぐに他者とのコミュニケーションができる、自分の意見をはっきり表明できる、そんな力の源となるのが「自信」。ほめて自信を育てよ、とは言われますが、本当に自信が持てるまでにはいくつかの段階が必要です。
 まず、自分のことを肯定的に気持ち良い状態で受けとめられること(自己肯定感)。これは周囲の大人(特に、親)がその子をしっかり受けとめてあげることの積み重ねにより育まれます。どんなに悪いことをしても行いだけをしかり人格を否定するような言葉は使わない、といった点も注意すべきですが、常に、「君のことが大好きだよ」「いてくれるだけでうれしいよ」というメッセージをスキンシップも交えて伝え続けることが実はたいへん重要です。次に「自分にはできる」という感覚(自己効力感)を持たせること。何事もできるだけまかせて(途中で口出しぜずに)やらせて、結果にかかわらず、できたこと、チャレンジしたことを認めてあげるのがポイントです。そして最後に、「きっとできる」というプラスの暗示を全幅の信頼とともに心から伝えてあげること。ただ口先だけでほめるのではなく、子どもの言動をよく観察し、上記を毎日少しずつでも実践できれば、物事に対する姿勢や態度が変わり、それが好結果を生み次のチャレンジにつながる、というように良い循環が起こってきます。

 ☆すぐに使える英語のほめ言葉:
    Wonderful! (すばらしい!)    Good Job!(よくできたね!)   Great! (すごいよ!)          You did it! (やったね!)      Perfect! (カンペキ!)

19:40:00 | natalis | |

01 April

<Natalis News>より ☆全員をもう一歩先ヘ!

 進級、進学おめでとうございます!まだ入園前のお子様の保護者の皆様も、真新しい制服やランドセルの子どもたちに我が子の姿と大きな夢を重ねられていることでしょう。
 さて、新たな年度のスタートにあたり、もう一度当学院のめざすところと今年度の方針を確認しておきたいと思います。
 0歳の赤ちゃんから社会人の方にまで英語を学んでいただいていますが、まずその英語は、世界共通語としての英語でなければなりません。今どきさすがに“クーンズ・イングリッシュ”こそ模範とすべしなどという言葉は聞かれなくなりましたが、ネイティヴ講師の国籍や人種まで(!) あからさまに尋ねられる問い合わせ電話もなくなったわけではありません。欧米式子育てにあこがれる向きもあるようですが、それは英語の習得とは切り離して考えられるべきものです。この地球上のどこででも十分なコミュニケーションがとれるための手段としての英語という言語を習得することが第一の目標です。ただし、学ぶからにはより国際的に見て標準とされるものを習うべきであるのは当然ですから、それは一線を引いて水準を維持して参ります。
 次に、習得目標の設定も重要です。常々お伝えしていますように「今」だけ見ていたのでは結果的に損をしてしまいます。幼児だからといってただ外国人や英語に触れるだけのために大きな労力をかけて後年何も残っていないことに気づくようなことなら、やはり無意味と言わざるを得ないでしょう。小学生の忙しい生活のなかに週1回の通学を組み込んでいただくことのたいへんさを思うと、それが少なくともまずは中学校以降の成績に反映するものでなければ申し訳ないと思うのです。中高生になっての頑張りには、入試という目前の最重要事に最も頼りになる支えとなるだけでなく入学後に本当の威力を発揮する恵みの果実も忍ばせておきたいと思います。そうして、最終的に留学したり国内であっても海外の文献資料に直接あたって国際標準の本格的な学びができる力を持ち、仕事も個人の生活も世界全体を視野におさめて行動できる人になる、そのための土台部分を今の年齢から長期計画で築き上げることを本気の目標としているのです。
 一人の人間である我が子の長い成長の道のりを「一歩先、またその先で何が必要か、そのために今どうするのが最善か」という問い掛けをもちながら共に歩いていく、そのとき必要になるのが、最後に、習得効率の追求です。この部分は毎年進化していなければならないと考えています。昨年の成果を振り返りますと、小学生で英検3級合格者が増え、中学受験の準備でやむなく中断される場合を除き、ある程度の年数があれば標準的に達成できる状態になってきました。同様に中2で高校の内容に入り中3のうちに実力で(ほとんど準備をせず)英検2級(高校修了相当)に合格するという目標進度の達成例も増えてきています。そこで、今年の目標には『全員をもう一歩先ヘ!』ということを掲げました。それぞれの段階で内容的なチャレンジを増やして無理なく現在よりもう少し速く進めることをめざします。そして、幼児から小学生の段階では読みの強化とともにもっと英語を口に出ししゃべる方向へと導きます。言語の本質はどこまでいっても「音」であることにかわりはなく、その先の高度な読解レベルに達しても深いところで「音」の感覚を身につけている生徒は明らかに違うのです。挨拶程度の会話ではなく高度な運用能力のためにこそ英語をどんどん声に出す経験と練習を2,3歳クラスから段階を追って増やす予定です。
 通学していただいでいる皆様に、後になるほどやっていて良かったと思っていただけるよう初心に還って更なる進化の一年にしたいと存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

19:49:20 | natalis | |