Archive for January 2014

01 January

<Natalis Newsより> もっと話せる、使える、高度な英語力の実現へ

  本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 2014年の方針を考えるとき、やはり今検討されている大学入試改革の方向性を踏まえて、近い将来に向けた準備を本格的に始めなければならないと思っています。
 11月度の本稿でも触れましたが、今後の中教審の答申をはじめとする展開を注視する必要があるとはいえ、今回は政府が改革を「本気で・急いで」いることが伝わってきますし、東京オリンピックの開催決定や産業界からの要請もさらに加速させる方向に働くでしょう。ですから、現在小学生以下なら新しい大学入試制度の対象になる可能性が十分にあると考えておくべきで、それはつまり、大学入学時や卒業時に求められる英語力が現状より運用力においてはるかに高くなっていなければならないということなのです。
 そこで、今年は、「もっと話せる」ように、自分の言いたいことを言える力=「自分で英文を作って話せる力」を一段と強化することをめざします。そのために、(1)年中/年長児のクラスで、的(言語的なターゲット)を絞ったスピーキング訓練と読めるための基本(フォニクスなど)をさらに充実させ、(2)小学生クラスでは、そこまでに習得してきた言語材料を使った会話力を今まで以上に高めるレッスンを導入していきます。特に、英検5級レベルに達した後は、英語で基本的なやりとりができる基礎が備わっているわけですから、その段階からの会話訓練をオーラル・コンプリヘンションなどの技法も取り入れていっそう高度なものにして参ります。小学生のうちに英検3級合格程度という到達目標は変えませんので、現在/過去/未来に助動詞を加えた普通の会話文が楽々と作って話せることも意識的に狙うことになります。とはいえ、(3)中学生以上で読解力と速読力ももっと伸ばさなければ、その先で必要とされる実用性は実現できません。現在、中学中級レベルから高校入試完成レベルに向けた読解教材のオリジナル化を進めています。また、そういった長い道のりを楽にこなせる土台はやはり幼児期にこそつくっておくべきですから、(4)0/1歳児からの幼児クラスをさらに充実させるために、楽しさをそこなわずに保護者の方の参加度を増やすなどして能力開発にもつながるように少しずつ改善して参ります。どうぞご期待ください!

00:01:00 | natalis | |