Archive for December 2016

01 December

<Natalis News>より ヤル気になれば、遅くない!  〜今年の合格第1号のKさんの場合〜

 11月の半ば過ぎ、1本の電話で私たちが歓声を上げたのは、それがKさんからの推薦入試合格を告げる電話だったからです。
 大学まである付属校に通っているKさんは、当学院でも9年目と長く在籍していただいています。小学校から始めた吹奏楽を一筋に打ち込み、そのまま附属大学まで進むつもりでしたが、高2の時に英語と翻訳の面白さに目覚め、外部の英米文学科が充実した大学へ進学することを考え始めました。
 とはいえ、外部受験には学校推薦は受けられず、一般入試には全受験科目の勉強では間に合わないと判断して、学習院大学の公募制推薦に絞ることにしました。これは当然、募集定員もごく少なく、一般入試の偏差値を大きく上回る狭き門になります。まして、今やほとんどの大学で「英米」とか「国際」の名がつく学部は人気が高く、大学のランクを超えた激しい競争となっています。それでも何としてもという気持ちが強く、Kさんは英語(長文読解と要約)に一段と打ち込みました。そして、受験の直前には論文と面接の対策も当学院でギリギリまで行ない、見事合格を勝ち取ったのです。 
 英語で一点突破という戦略を完全に実現してくれたKさんに、心からの拍手を送りたいと思います! 同じく吹奏楽部で土・日曜日も練習が続いて勉強との両立にたいへん苦労している何人もの中学生の後輩たち(なぜか現在、学院には過去最高数の吹奏楽部員が通ってくれています)にとっても大きな励みになることでしょう。
 そして、決意してヤル気を出せば、いつからでも決して遅くないということを教えてくれる素晴らしい実例として、みんなに勇気を与えてくれました。また、長く学習を続けていれば、ある時急に本格的な興味を持つようになることがあるという例としても。
 Kさんは、入学後のことも考えてさらに英語力を高めるべく、今も毎週の学習をこれまで通り続けています。 

02:12:41 | natalis | |