Archive for 01 May 2017

01 May

<Natalis News>より 15周年をさらなる跳躍の年に!   〜今年度の取り組みから〜

 5月の連休が明けますと、新入生もようやく新しい環境に慣れてきて、いよいよ本格的に新しい学びの世界に踏み込みはじめます。けれども、見方を変えれば早くも12分の1ヶ月が過ぎたことになるのですから、ぼんやりとはしていられません。学院におきましても、15周年の今年をさらに前へ進むためのspringboard(跳躍台)とすべく、新たな改革改善を導入して参ります。
 今春、2年連続となる現役での東大合格を成し遂げてくれたおかげで、0歳の赤ちゃんクラスからそのレベルまでの一続きの英語習得の道がより確実なものとなってきました。18年間分にもおよぶ学習計画の設計図があり、いつどの段階から始めても最大の効果が出せるように調節可能な仕組みを持たせてあります。そして、指導法と教材と実践しながらの調整の三位一体で、ひとり一人の学びと並走しながらゴールへ導きます。オリジナル教材の開発も進んできましたが、本年はまず、高校入試でトップランクの私立高校の入試問題でも楽に対応できる長文読解教材が、最難関校対応部分と都立最上位校対応部分の増補改訂が完成してすでに実用を開始しました。最大110本の長文総合問題が難易度順に配列され、英検1級やTOEIC900点以上の英語のプロである講師と1対1の真剣勝負の個別指導で精読していきます。その長文をより多くこなすために、前段階の中学文法一気習得も格段にスピードと精度が上がってきています。現状で、中2の2学期までに長文問題に入れる見込の生徒が何人もでてきていますから、かつて東大や国立大学医学部に進学した最高進度の生徒たちの歩みを多くの生徒がなぞれるようになってきていることになります。
 教材面ではさらに2つの大きな革新を準備中です。それは、幼児から小学初級の段階で英語だけで(絵や音のヒントなしで)文が読めるようになるまでをより楽に早くする一連の教材の整備の完成が第一となります。新年少クラスから導入しているwritingとフォニクスが発展してつながり様々な要素も加えることで、小学初級までの間により少ない負担で読めるようにしようということです。(これは、英語学習上の最も大きな問題の一つが解消されるという画期的なことなのです!)もともと当学院の小学初級レベルは、英検5級=中1終了程度に相当していますので、読みさえ完成すれば小学1年生でも2年生でもそれだけの力を客観的に示せるようになります。さらに、コミュニケーションの力、例えば、わかりやすいリスニング力を取り上げれば、英検結果の分析によると平均的な中1生や英検5級合格者よりはるかに高い能力を発揮しています。
 もうひとつは、英語習得の永遠の課題とも言える「語彙」の問題への取り組みが形になろうとしています。何と言っても「知らない単語は使えない」のです。幼児期から始めている上記の「読み」への教材に「語彙」の面も加味して再編成して、小学生段階で新たに触れる単語もきちんと蓄積していけるようにしながら、中学生以降の「書ける」状態にまでつなげます。そして、既に完成している高校入試と入学後のための独自のデータベースから絞り込んだ最重要1,200語を先の読解教材ともリンクさせて「使える」状態で身につけられる語彙習得システムを導入予定です。
 他にも、最新の記憶研究の知見に基いた、学んだことを覚えて定着させる確認教材を幼児〜中高生まで導入したり、日本語の読書指導をさらに進めたりと多方面に展開を予定しています。すべては、さらに学習成果を上げて、すべての生徒がより早くより楽により高い達成を手にできるために!

15:59:00 | natalis | |