Archive for December 2011

01 December

<Natalis News>より  こんなに変わる!! 来年の指導要領改訂で中学英語は大変革!

 既報の通り今年度の小学校英語の必修化に続き、来年度から中学校の英語が大きく変わります。世間では「ゆとり教育」の当然の見直しの一環と捉えたり、中には明治以来の一大改革と指摘する声もあります。具体的にどう変わるのか、また小学校以前からや高校受験/高校以後へのつながりにはどんな変化が予想されるのかを確認しておきましょう。
 具体的に目を引くのは、まず、授業時間が週1時間、即ち、3年間ではこれまでの1学年分の量が増えるということです。語彙数も現行の900語から1200語へと1年分相当の増加となります。それだけなら従来の学習枠組みの中で量が増えるだけですが、さらに、「与えられたテーマについて簡単なスピーチをする」スピーキングの言語活動や、文章レベルで書ける力の充実(「文と文のつながりなどに注意して文章を書く」)も加えられるなど、広い領域で高い達成が求められています。
 これだけでも「ゆとり」が大きかったからもっと勉強させようというようなものではないことがはっきりわかります。実際これは、国として義務教育期間で英語の基本的な運用能力を身につけさせることを明確に打ち出したと言ってもよいものです。そのために小学校からの英語を使ったコミュニケーション体験が正規化されたであり、仕上げの高校では英語だけで行う授業まで提言されるのです。この国の英語教育が大きな一歩を踏み出し、その中心が来年からの中学教育で動き出すということをまず押さえておかなければなりません。
 では、中学校の授業と高校入試のためにどのような対策を考えるべきなのでしょうか。ここで重要なのは、いつも申し上げている通り学校と家庭教育とは区別して考えなければならないということです。家庭では、学校の後追いをして振り回されるのを避け、的を絞って先々の大目標に繋がる根本的な力を伸ばすことに注力しなければなりません。
 その意味で当学院では、これまでの方針である英語の根幹力となる高度な読解力を養成するという中学以降の方針をいささかも変えることなく、今まで以上に早く高く達成できるように推し進めるだけでよいと考えています。今回の指導要領の改訂では、従来のいわゆる「歯止め規定」がなくなり、あえて除かれていた関係副詞や未来や完了の進行形などの現高校文法要素が降りてきます。教科書の文法のページも大幅に増え、掲載単語が1800語程度になるものさえあるようです。しかし、それは、これまでの私立のトップランクの高校の受験問題では普通に毎年出題されてきたレベルです(実際は、仮定法や分詞構文などさらに高度な内容も含まれます)。そういった英語が難しい高校の入試でこそ差をつけやすいので有利だという生徒を毎年送り出していますので、あえて方向も方法も変える必要がないのです。例えば、灘や開成の長文には、センター試験や中堅大学の試験に出てもおかしくないような文章が使われることが多いのですが、中2の間にそのような長文を読み始め、中3では英検準2級や2級(高校修了相当)に準備なしで合格できる地力をつけている生徒たちには何の心配もないことが想像していただけると思います。

    小学生のうちにどんな英語力をつけるか、が決め手に
     
 彼らの多くは、小学生のうちからナタリス・メソッドで英語の基礎力と感覚づくりができていたという共通点があります。週1回50分の授業時間の半分はネイティヴ講師による英語だけの英会話授業でプリント1、2枚の宿題が出る、という程度の負担ながら、経験を通じた大きくて深い英語という言語の根っこを作り上げることができます。その上に中学校以降の個別指導で太い読解力の幹を立てればどこまでも高くすくすくと伸びていけるのです。

 これから中学受験に向けてどうしようかとお考えの方、まだ幼児さんで小学校選びから将来の進学方針をどうするべきかとお考えの方も多いと思います。英語力を戦略的に伸ばすことで選択肢の幅が非常に広がります。私立一貫校の中高生の実情等も合わせ様々な実例とともにお話できるかと思いますので、お気軽にご相談ください。昨年モニター実施して(地震等の影響で)休止していました幼児対象『家庭教育ガイド』<言葉と数の思考力を養成するお母様の個別指導月1回コース>も再開していますので、こちらもお問い合わせください。
 また、現在小6の方、および移行措置の難しい授業を強いられる中学生の皆様には特別無料相談会と冬期集中講座も実施いたします。ご予約。お問い合わせは下記にてお待ちしています。
 荻窪本校:03−3392−7733

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