Archive for May 2017

26 May

【中学生】英語のテストの成績は:学院長のナタリス日記

 中間テストが終わって一息ついている中学生の皆さん、英語の結果はいかがでしたか。新学期の最初のタイミングで学習計画をもとに正しい見通しを持つことが大切です。
 まず、新1年生は、はじめから内容のある中間試験を実施する学校と次回からというところに分かれますが、進度の速い私立中学校では、Be動詞と一般動詞の混ざるところまでが範囲になっているところもありました。そして、小学校時代に「英検さえ受かっておけば安心」という学習をしてきて4級や3級まで合格していた人たちも、中学校型学習への切り替えがスムーズに進んでいないと期待を裏切られ「こんなはずでは・・・」という結果になってしまった人も多いはず。既に、そんな相談が入り始めていますし、例年、これから7月にかけて増えてきます。
 ポイントは、英検の問題が素直な情報交換の題材で、「知っていますか?わかりますか?」とストレートに尋ねるものであるのに対して、中学校のテストは書けるかどうかだけでなく、深く理解してるかを多面的に、平たく言えば「意地悪くひねった問題で」確認しようとする点にあります。(もう一つの隠れた問題は、小学生に英検を取得させるのに語彙選択と会話応答にリスニング問題で6割少々のギリギリの合格点を取らせて「できたことにする」学習法がはびこっていることにもあるのですが、ここでは触れないでおきましょう。)
 当学院でも、小学生の英会話クラスで培った力を中学校のテストでも発揮できるものにする「つなぎ方」に長年労力を費やしてきました。一方で、小学生には英検ギリギリレベルではない深い学習をさせることと、中学生型の個別指導で、音として入っている英語を最大限に活用して、試験で良績を上げながら私立の進学校以上のスピードで中学文法を一気に終わらせ、長文読解で総合力を完成させるノウハウの開発です。
 小学生時代に英語をある程度学んできた人も、本格的にはやっていなかった人も、学習内容の定着度を高めつつ速く進める方法で、絶対に学校よりも先に進んで「先回りする」ことが最大の解決策です。やり方は詳しくお伝えしていますので、お気軽に聞きにきていただければと思います。(ただし、時間のご予約はお願いします。)



22:58:00 | natalis | |

18 May

『子育て応援券』のご利用ルールが変わっています

 当学院は10年以上にわたって杉並『子育て応援券』のサービス提供事業者としてこの事業に参画させていただいています。現在も多くの幼児会員の方が応援券を利用されていますので、はじめてでも安心して(無料体験レッスンもありますので)、まずはお気軽にお試しいただければ幸いです。

 今年からのルールは金額について、《月額最高3,000円で最長3ヶ月まで、つまり合計9,000円までが年度内にご利用いただける》、ということになっています。ご入会いただいてからの月額会費やスポット(入会せずに希望日だけ)参加の際の費用にお使いいただけます。
 「スポット」は、空席のあるクラスに前日までのご予約で1回単位で参加できる制度で、入会金も教材費も不要で1回分の費用は2,500円(税込み)です。ただ、荻窪本校の0/1歳児クラスは、最長5ヶ月間は通常会費の半額で月謝8,640円が4,320円となっていますので、スポット1回2,500円と比較してかなりリーズナブルにご利用いただけますので、こちらもぜひご検討ください。
 いずれも、まずは無料体験レッスンからどうぞ!
 ご予約は、荻窪本校 03-3392-7733 

21:52:33 | natalis | |

17 May

ローラ先生が1年ぶりに:学院長のナタリス日記

 ローラ(Laura)先生は、昨年春まで約7年も在籍していた、ナタリス・ニュース欄でも何度か触れたことがある人気の高い英国人講師でした。彼女が1年ぶりに日本に遊びにきたということで、たくさんのお土産を持って教室を訪ねてくれました。あいにくの時間帯で、ほんの数名の生徒さんとしかお話しできませんでしたが、退職後も覚えていてくれて関係が続いていくのは本当に喜ばしい限りです。
 そのときに思い出したのは、1年前に彼女が家族の事情で帰国を決断した時に、多くの幼児クラスの皆様から、別れを惜しむのと同時に講師が替わることの不安をいろいろな形でいただいたことです。当方がお伝えすることはいつも変わらず、(1)どんなに良い先生でも、ずっと一人の講師にだけ付いてしまうと、その人の英語やコミュ二ケーション様態にしか触れないことになり、学習目的からは時々は講師が替わった方がプラス面が大きいこと、(2)講師の個人的な技量に寄りかかりすぎず教材、カリキュラム、指導法、中長期の学習計画等により総合的に効果をあげるように設計されていること、の2点です。0歳のクラスから中高生あるいは大学生や社会人(=受験から留学やTOEIC)まで一続きに、しかもそれぞれの段階で最も効果的な方法を中心にしながら編成し、その細部を常に改善しながら磨き上げてきていますので、そこを信頼していただきたいというお願いだったのです。
 1年が過ぎ、あの時ローラ先生のかわりに新しく採用した2名の講師は、今では中心を担う主任講師となり、「Louise先生のクラスは何曜日ですか?」「Lisa先生の担当クラスで振替レッスンも受けたいのです」と何人もの方に慕われるまでになってきました。良い先生と巡り会え採用できている僥倖もありますが、例えば、新1年生クラスで、様々な講師に習ってきた生徒が新たに一緒になって小学生仕様の授業を行い始めてみて、(在籍期間の差を折り込めば)どの講師に担当されてきた生徒もまったく見分けができない程、想定する力をつけてきていることが確認できており、そのことが何よりスクール全体に自信をもたらしてくれています。
 余談ですが、ローラ先生は、ナタリスでの教授経験から教育が自身の天職だと目覚め、持っていなかった英語の教職にあたる資格をとるために再度大学に入り直す決心をしたということで、当方で推薦文を書くなどして(英国の場合、UCASという組織の制度にいろいろな規則があります)応援しています。

22:40:29 | natalis | |

15 May

この時期は大事です:学院長のナタリス日記

 連休も終わって一週間が過ぎ、ようやく日常生活が戻ってきたところでしょうか。とは言え、今年は特に気温差が激しかったりして、体調を崩した子どもたちが多く、復調に時間がかかっているという話もたくさん耳にします。
 新学期、新生活の緊張を家族と過ごす充分な時間でいったん解消できた子どもたちも、緩んで元に戻った分、また大きな緊張と圧迫の世界に入り適応するために心身ともに疲れてしまいがちです。こんな時には、とにかくまずスキンシップを増やしましょう!、とお伝えしています。早く新しい生活に慣れてほしいし、一つ成長すべき段階に踏み出したのだから少しでも自立してほしい・・・と、手を添えることをためらったりもしますが、子どもたちの内面は(本人の自覚以上に)苦しさが溜まっているものです。それには、なんと言っても「ママのギューッ」が一番。例えば、小学1年生で、学校の準備など身辺のことがきちんとできるようにさせようといろいろ努力されていると思いますが、それはそれで続けながら、学校から帰って来たときや、寝る前の読み聞かせの時間などには、思い切りハグして問答無用の愛情確認をしましょう。いつも心の愛情タンクが満タンになっていれば、何でも乗り越えていけます!

 【今日の一場面】
 年長になったHちゃんが、レッスン終了後に片付けをしているルイーズ先生にテーブル周りを指差しながら一生懸命に語りかけています。少し遠かったので全部は聞き取れませんでしたが、"... doll socks, .... I need ... my doll shoes, I ... " とどうやら持ってきた人形の靴下か靴がなくなってしまったのを訴えているようでした。どちらかというと普段はおとなしく自分からは話さないタイプのHちゃんですが、今日のレッスンではまったく使わなかった単語やフレーズをなんとか使って先生に探してもらおうとしていたのです。入会して2年になるところですが、自発的に、しかもごく自然に、英語でコミュニケーションを取っている姿はたのもしくさえ見えました。一緒に探してもらっても見つからなかったので、最後に、"OK, Thank you." といって外にいたママのところに帰っていきました。
 子どもたちは、時に、まるでそれまで隠していたかのように、急激な成長の証を見せてくれることがあります。それが信じられるからこそ、継続することの素晴らしさを自信を持ってお伝えできるのだと思っています。


22:54:00 | natalis | |

01 May

<Natalis News>より 15周年をさらなる跳躍の年に!   〜今年度の取り組みから〜

 5月の連休が明けますと、新入生もようやく新しい環境に慣れてきて、いよいよ本格的に新しい学びの世界に踏み込みはじめます。けれども、見方を変えれば早くも12分の1ヶ月が過ぎたことになるのですから、ぼんやりとはしていられません。学院におきましても、15周年の今年をさらに前へ進むためのspringboard(跳躍台)とすべく、新たな改革改善を導入して参ります。
 今春、2年連続となる現役での東大合格を成し遂げてくれたおかげで、0歳の赤ちゃんクラスからそのレベルまでの一続きの英語習得の道がより確実なものとなってきました。18年間分にもおよぶ学習計画の設計図があり、いつどの段階から始めても最大の効果が出せるように調節可能な仕組みを持たせてあります。そして、指導法と教材と実践しながらの調整の三位一体で、ひとり一人の学びと並走しながらゴールへ導きます。オリジナル教材の開発も進んできましたが、本年はまず、高校入試でトップランクの私立高校の入試問題でも楽に対応できる長文読解教材が、最難関校対応部分と都立最上位校対応部分の増補改訂が完成してすでに実用を開始しました。最大110本の長文総合問題が難易度順に配列され、英検1級やTOEIC900点以上の英語のプロである講師と1対1の真剣勝負の個別指導で精読していきます。その長文をより多くこなすために、前段階の中学文法一気習得も格段にスピードと精度が上がってきています。現状で、中2の2学期までに長文問題に入れる見込の生徒が何人もでてきていますから、かつて東大や国立大学医学部に進学した最高進度の生徒たちの歩みを多くの生徒がなぞれるようになってきていることになります。
 教材面ではさらに2つの大きな革新を準備中です。それは、幼児から小学初級の段階で英語だけで(絵や音のヒントなしで)文が読めるようになるまでをより楽に早くする一連の教材の整備の完成が第一となります。新年少クラスから導入しているwritingとフォニクスが発展してつながり様々な要素も加えることで、小学初級までの間により少ない負担で読めるようにしようということです。(これは、英語学習上の最も大きな問題の一つが解消されるという画期的なことなのです!)もともと当学院の小学初級レベルは、英検5級=中1終了程度に相当していますので、読みさえ完成すれば小学1年生でも2年生でもそれだけの力を客観的に示せるようになります。さらに、コミュニケーションの力、例えば、わかりやすいリスニング力を取り上げれば、英検結果の分析によると平均的な中1生や英検5級合格者よりはるかに高い能力を発揮しています。
 もうひとつは、英語習得の永遠の課題とも言える「語彙」の問題への取り組みが形になろうとしています。何と言っても「知らない単語は使えない」のです。幼児期から始めている上記の「読み」への教材に「語彙」の面も加味して再編成して、小学生段階で新たに触れる単語もきちんと蓄積していけるようにしながら、中学生以降の「書ける」状態にまでつなげます。そして、既に完成している高校入試と入学後のための独自のデータベースから絞り込んだ最重要1,200語を先の読解教材ともリンクさせて「使える」状態で身につけられる語彙習得システムを導入予定です。
 他にも、最新の記憶研究の知見に基いた、学んだことを覚えて定着させる確認教材を幼児〜中高生まで導入したり、日本語の読書指導をさらに進めたりと多方面に展開を予定しています。すべては、さらに学習成果を上げて、すべての生徒がより早くより楽により高い達成を手にできるために!

15:59:00 | natalis | |