Archive for 01 April 2018

01 April

<Natalis News>より 小学生で英検準2級合格へ  さらに《大学入試英語成績提供システム》の英語資格・検定試験への対応強化を

  春らしい陽気のなか新年度を迎えられました。新入園、新入学を果たされた皆さまには心よりお祝い申し上げます。

 本年度の学院の目標は、年初に触れました通り、スピーキングとライティングの力をさらに高めて英語の発信力を強化することです。具体策は、「話す」「書く」の両技能をからめて同時に行なうレッスンを英検5級以上のレベルから導入していく新教材&アクティビティを中心に、幼児クラスから少しずつ改変を加えていくことになります。
 しかし、それは方法の問題ですので、生徒・保護者の皆様には、学習効果として、小学生のうちに従来方式の英検準2級(高校中級程度)に合格できるレベルに到達可能なプログラムにするということをお伝えしておきます。これまでにも毎年少なくとも数名は帰国生でない小学生が合格していましたが、より多くの生徒が可能な道筋として確立していくということです。(ただし、最も伸びる5、6年生時に中学受験に注力される場合は、多少割り引きして考えていただく必要はあります。)
 もう一つお伝えしておきたいのは、中学生以降で、TOEFLやGTECなど英検以外のテストへの対応力も高めていくという点です。
 先頃、独立行政法人大学入試センターの委員会が、現段階での「大学入試英語成績提供システム」への参加要件を満たしている資格・検定試験を公表しました。これは、今年の高校1年生からが利用する、センター試験にかわる「大学入学共通テスト」で英語のテストに代用または併用できる外部の英語試験ということです。その内、中学生からの学習にもなじみやすいものを選んで、希望者には少しずつ対応できるように指導していきます。一部の中高一貫校では、従来からGTEC等を導入していましたので、その対策もこれまで以上にシステム化していこうということです。
 念のために確認しておきますと、上記の外部試験は、高3の4月〜12月までのうち2回までの結果が「成績提供システム」によって大学に通知されるという制度です。早期に合格しておけばそれで終わりということにはなりませんのでご注意下さい。また、国立大学協会は昨年11月に、一般入試の全受験生に民間試験とマークシート式新試験の両方を課すことを決めていますし、東大は、外部試は受けることは必須とするも合否判定には使用しないことを発表しています。ですから、これまでの二次試験で必要とされてきた高度な読解力や要約力といった力は今後も必要であり、そのレベルをめざした勉強を中心に据えるべきことは何も変わらないのです。そこに、スピーキングやライティングの本格的な力まで要求されるようになると考えるべきですから、早くから、少しでも生徒の負担を減らしながら、本物の総合力を養えるように準備していかなければならないのです。

00:01:00 | natalis | |