Complete text -- "幼児英会話クラスQ&A 4. まだ日本語もしっかりしていないのに早すぎませんか?弊害は?"

05 March

幼児英会話クラスQ&A 4. まだ日本語もしっかりしていないのに早すぎませんか?弊害は?

・この質問は必ず聞かれるものですが、バイリンガリズムの学術的研究においては、早期の2つ以上の言語の獲得や教育に弊害が生じるという古い誤った調査に基づく偏見は今や完全に否定されています。世界には2,3の言語を同じように話す地域に暮らす人々は多く、そのことが知能やコミュニケーション能力に悪影響があるなどということはまったくありません。

・ただし、「ネイティヴなみに」とか「幼児のうちにペラペラに」といった誤った目標を持って、日本の一般的な環境に住みながら両親が英語でしか話しかけないとか、テレビやDVDなどを英語だけで毎日何時間も視聴させ続けるといった過熱した「英語子育て」は大きな弊害を生むことがあります。必然性も無いのに英語だけで保育するする施設に中途半端に預けるようなことも同様です。
 それは、英語(外国語)を習得するためにも母語が深い思考力を支えられるだけ高度に発達することが絶対に必要な条件だからです。特に、幼児期には毎日の生活の中で、愛情を込めた養育とともに、ことば(母語)のはたらきかけが十二分に与えられることが何より大切です。国語教育も追求しているナタリス学院は、どこよりも母語を重要視しています!

・愛情と母語の十分な環境があった上で、毎日少しずつ英語がよい形(例えば、親子で楽しむ/興味をひくものを中心に/歌やダンスや玩具操作など体の動きも伴って/意味のあるコミュニケーション=やりとりの文脈のなかで…)で与えられることは、母語の発達を刺激し促すことにもなります。母語のはたらきかけをしっかりした上で、英語は楽しみながら長く続けていくことが、成功の秘訣といえるでしょう。


00:10:00 | natalis | |
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