Complete text -- "幼児英会話クラスQ&A 5. まだ落ち着いて座っていられないのですが…。"

06 March

幼児英会話クラスQ&A 5. まだ落ち着いて座っていられないのですが…。

 2,3歳児がじっとしていないのは発達過程の必然で、発達心理学の実験結果ではこの年齢の集中時間は普通1〜2分がせいぜいです。もちろん、無理やり押さえつけてやらせようとしても英語や先生が嫌いになるだけで、逆効果です。
 当学院では、のびのびとリラックスしている時こそ先生の英語がしっかり吸収されるという前提でプログラムやクラス内の受入れ態勢・雰囲気づくりを考えています。2、3歳前後なら、少し集中が途切れても、すぐにリフレッシュしてレッスンの方に注意が戻ってきますし、たとえ教室内を走り回っていても、先生が何をしているかはわかっていて英語は耳に入っている場合が多いのです。
 他の子の迷惑になるほど興奮している時などは、保護者の方が抱きとめるなどして少しさましてあげる、といった常識的な配慮さえしていただければ全く問題ありません。また、他の子がそのような状態の時も、やがて我が子もそうなることがあるということも考えて「お互い様」の精神で寛容に受けとめてあげましょう。そうすれば、ますます子どもたちがリラックスでき、教室が楽しさあふれる空間になるはずです。

 また、特に2段階に分かれる就園児クラスでは、書く学習も導入し、机にじっと座って与えられた課題をする訓練を重ねることで集中力や処理能力といったすべてに通じる基本能力を養成します。(子どもたちの長い学びの課程を前提にすると、ただ安易に英語に触れるだけでいいとは考えられません。また、「書き」は、綴りを正確に覚える目的ではなく、文字を意識してフォニクスから読みへと自然に導くための方法なので、小学生からの本格的な学びの段階へとたいへん楽に進めるのです。)
 発達段階上では、思いきり体を動かしたくてうずうずしているような年齢ですが、ゲームやダンスなどの「動」の活動とバランスをとったカリキュラムなので、座って学ぶ部分も少し慣れると大丈夫です。また、レギュラークラスでは、ご家庭用のプリントも用意されていますので、毎日少しの時間だけでも取り入れていただくことで、大きく伸びていく姿が確認できます。もちろん、講師のほめて認める上手なはたらきかけと雰囲気が、ホームワークも強制的な「宿題」とは反対の楽しい「活動(アクティビティ)」に変えてくれます。


00:10:00 | natalis | |
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