Complete text -- "こんな先生が待っています! <2> 特例の学生講師 東大生&慶大生"

15 June

こんな先生が待っています! <2> 特例の学生講師 東大生&慶大生

 当学院は学生講師は採用しない方針でしたが、ある時、一つの出会いがその例外を生みました。
 東大生を中心とする国際ボランティアのサークルに所属して活動していたAさんと知り合ったのです。彼女は、毎年長期休みを利用して数回はアフリカやアジア等途上国の過酷な現場に赴き、現地のNGOなどとともに活動していました。そんな経験から世界を自分の目で広く捉え、そこから日本や自らのことも考えることができる、まさに「有為」の若者でした。それで、学院の生徒たちにも年の近い彼女に触れて何かを感じてもらえればと、中高生担当の講師をお願いしました。学業とサークル活動で忙しいなか、講師としても頑張ってくれたので(英語力も英語を使う経験も、そして受験勉強のノウハウという点からも最強の講師ですから!)、成果も出て学生講師でも例外はあることを実感したのでした。
 その後、彼女は国際公務員を目指すことを心に決め、現在はニューヨークの国連本部で働いています。そして、去り際にサークルの後輩を紹介してくれ、そのまた後輩というように細々とではありますが、今も2名の東大生が主に教材制作の補助や時には生徒の担当講師として働いてくれています。
 「人類史のなかのグローバリズム」とか「文化人類学的アフリカ論」等々、その時々の話題について彼らと議論した日々は楽しいものでしたし、そのうちに、例えば、2番目のB君のように直接途上国の助けになりたいと大手商社を選んで就職したりと、自らの志を明確にしてゆく彼らの姿こそ、この学院の生徒たちに目指してほしい後ろ姿の良き例ではあります。

 そして、もう一つの例外的学生講師は教え子、つまり学院の卒業生です。都立西高校で1年生の時からスポーツクラブのレギューラートして活躍した彼は、前出のB講師にも影響を受け、今は心理学と教育の分野に関心を持ちはじめています。当学院の指導法に精通している彼にも、少しずつ生徒指導も担当してもらおうと考えています。

22:43:00 | natalis | |
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