Complete text -- "この時期は大事です:学院長のナタリス日記"

15 May

この時期は大事です:学院長のナタリス日記

 連休も終わって一週間が過ぎ、ようやく日常生活が戻ってきたところでしょうか。とは言え、今年は特に気温差が激しかったりして、体調を崩した子どもたちが多く、復調に時間がかかっているという話もたくさん耳にします。
 新学期、新生活の緊張を家族と過ごす充分な時間でいったん解消できた子どもたちも、緩んで元に戻った分、また大きな緊張と圧迫の世界に入り適応するために心身ともに疲れてしまいがちです。こんな時には、とにかくまずスキンシップを増やしましょう!、とお伝えしています。早く新しい生活に慣れてほしいし、一つ成長すべき段階に踏み出したのだから少しでも自立してほしい・・・と、手を添えることをためらったりもしますが、子どもたちの内面は(本人の自覚以上に)苦しさが溜まっているものです。それには、なんと言っても「ママのギューッ」が一番。例えば、小学1年生で、学校の準備など身辺のことがきちんとできるようにさせようといろいろ努力されていると思いますが、それはそれで続けながら、学校から帰って来たときや、寝る前の読み聞かせの時間などには、思い切りハグして問答無用の愛情確認をしましょう。いつも心の愛情タンクが満タンになっていれば、何でも乗り越えていけます!

 【今日の一場面】
 年長になったHちゃんが、レッスン終了後に片付けをしているルイーズ先生にテーブル周りを指差しながら一生懸命に語りかけています。少し遠かったので全部は聞き取れませんでしたが、"... doll socks, .... I need ... my doll shoes, I ... " とどうやら持ってきた人形の靴下か靴がなくなってしまったのを訴えているようでした。どちらかというと普段はおとなしく自分からは話さないタイプのHちゃんですが、今日のレッスンではまったく使わなかった単語やフレーズをなんとか使って先生に探してもらおうとしていたのです。入会して2年になるところですが、自発的に、しかもごく自然に、英語でコミュニケーションを取っている姿はたのもしくさえ見えました。一緒に探してもらっても見つからなかったので、最後に、"OK, Thank you." といって外にいたママのところに帰っていきました。
 子どもたちは、時に、まるでそれまで隠していたかのように、急激な成長の証を見せてくれることがあります。それが信じられるからこそ、継続することの素晴らしさを自信を持ってお伝えできるのだと思っています。


22:54:00 | natalis | |
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