Complete text -- "ローラ先生が1年ぶりに:学院長のナタリス日記"

17 May

ローラ先生が1年ぶりに:学院長のナタリス日記

 ローラ(Laura)先生は、昨年春まで約7年も在籍していた、ナタリス・ニュース欄でも何度か触れたことがある人気の高い英国人講師でした。彼女が1年ぶりに日本に遊びにきたということで、たくさんのお土産を持って教室を訪ねてくれました。あいにくの時間帯で、ほんの数名の生徒さんとしかお話しできませんでしたが、退職後も覚えていてくれて関係が続いていくのは本当に喜ばしい限りです。
 そのときに思い出したのは、1年前に彼女が家族の事情で帰国を決断した時に、多くの幼児クラスの皆様から、別れを惜しむのと同時に講師が替わることの不安をいろいろな形でいただいたことです。当方がお伝えすることはいつも変わらず、(1)どんなに良い先生でも、ずっと一人の講師にだけ付いてしまうと、その人の英語やコミュ二ケーション様態にしか触れないことになり、学習目的からは時々は講師が替わった方がプラス面が大きいこと、(2)講師の個人的な技量に寄りかかりすぎず教材、カリキュラム、指導法、中長期の学習計画等により総合的に効果をあげるように設計されていること、の2点です。0歳のクラスから中高生あるいは大学生や社会人(=受験から留学やTOEIC)まで一続きに、しかもそれぞれの段階で最も効果的な方法を中心にしながら編成し、その細部を常に改善しながら磨き上げてきていますので、そこを信頼していただきたいというお願いだったのです。
 1年が過ぎ、あの時ローラ先生のかわりに新しく採用した2名の講師は、今では中心を担う主任講師となり、「Louise先生のクラスは何曜日ですか?」「Lisa先生の担当クラスで振替レッスンも受けたいのです」と何人もの方に慕われるまでになってきました。良い先生と巡り会え採用できている僥倖もありますが、例えば、新1年生クラスで、様々な講師に習ってきた生徒が新たに一緒になって小学生仕様の授業を行い始めてみて、(在籍期間の差を折り込めば)どの講師に担当されてきた生徒もまったく見分けができない程、想定する力をつけてきていることが確認できており、そのことが何よりスクール全体に自信をもたらしてくれています。
 余談ですが、ローラ先生は、ナタリスでの教授経験から教育が自身の天職だと目覚め、持っていなかった英語の教職にあたる資格をとるために再度大学に入り直す決心をしたということで、当方で推薦文を書くなどして(英国の場合、UCASという組織の制度にいろいろな規則があります)応援しています。

22:40:29 | natalis | |
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