Archive for 02 June 2019
02 June
<Natalis News>より 改訂指導要領のプログラミング的 思考=論理的思考力を英語でも
先月号でも少し触れましたが、これからの我が子の生きる時代を考えますと、AIやロボット等が人間の生活を大きく変え、あらゆる面で大きな変化が起きることは間違いありません。それは、まず「人間にはどんな仕事が残っているのか」という問いになり、 そこから「どんな学びをして社会に出ればよいのか」という次の問いにつながります。そうなれば、「大学で何を学ぶのか、どんな大学や学部がそれを可能にしてくれるのか」と考えることになり、「では、そのために今何をするべきか」いう具体的な目の前の問題に、すぐに導かれます。「まだ小学生だから」とか「本人が好きなことをやってくれれば…」と言っていられるのは変動の少ない時代の話で、大変革が待っているとわかっていれば、(予測できないほどのものだとしても)可能な限りの情報を集め、本人も少しでもイメージを持って考えられるようにしてやるという努力が結果に違いを生むはずだと考えるべきでしょう。国としてこの問題に対しての方針を示したのが、2020年度から実施される新しい学習指導要領です。外国語教育の話はいつも触れていますので、今回は、その中から、新しく加わった目玉の一つである、「プログラミング教育」のことを取り上げてみたいと思います。
学習指導要領の総則では、「情報活用能力の育成を図るため」にコンピュータなどの情報手段を活用する」とし、「プログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につける」との表現で、算数・理科・総合的な学習の時間での扱いに触れています。 同じく「手引き」には、考え方から具体的指導方法まで、プログラミング的思考と情報活用能力の育成が詳しく記述されています。
実際にコンピュータを使ったプログラミングの例も紹介されています(多角形の描画やリズムパターンによる音楽制作など)が、 それ以上に、問題を整理しアルゴリズム的思考(問題解決を手順化する)の手続きとその評価までを含むプログラミングの論理的思考力は、今後のあらゆる仕事の土台となる知的能力と言えるでしょう。 当学院でも、幼児からの全レッスンの見直しに当たって、この論理的思考力の養成につながる内容を盛り込む予定で、 その一部を今年のサマースクールの小学生の部にて導入したいと考えています。
今年もサマースクール実施
例年通り、予約制のサマースクールを今年も実施します。 ふだんのレッスンではできない科学実験やアート
制作などに加え今年は上記の論理的思考力というテーマも扱いたいと思います(コンピュータは使いません)。
また、日本人講師による英検集中講座も予定しています。 (詳細は後日発表します。)
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ご予約、お問い合わせをお待ちしています。