Archive for 01 February 2009

01 February

<NATALIS Newsから> こんな時代だからこそ、先を見て、将来に備える教育とは . . .

 というようなタイトルを掲げますと、大不況にしっかり備えようとお決まりのスローガンにも見えますが、趣旨は少し違います。100年に一度の大危機なら、目先の備えをしようというだけでなく100年の大計を立てて臨むべきでしょう、あたり前ではありますが。
 言われていたこととはいえ、こと経済においては世界は生きた一つの組織としてあまりにも緊密に繋がっていてることが、大きな痛みを伴って誰の目にも明らかなものとなりました。だから、教育に力を入れてグローバルに活躍できる人材を育成してこの国の次代を支えていくべきだ、という意見とも少し違います。もはや人類は国の単位ではどうにもならないほどに全世界で運命を共有していることが明らかになったのだから、この星全体の未来を第一に考え、そのために貢献できる人材を輩出していくことこそが、先進国として富と自由を享受しているものの務めであるはずです。
 明日一日の仕事も今夜寝る場所さえも見つけられない若者が何万人にもなろうという時代に、そんなきれいごとをとお叱りを受けるでしょうか。しかし、教育とは今日明日の糧を予約するためのものではないと考えます。親の世代が大計を持たずに、子どもたちに大志を望むことなどできません。我が子の将来のことだからこそ、真剣に未来のことを考えたいのです。
 こんな時代だからこそ、なんとなく英語に触れさせておくのではなく、本当に英語が使いこなせる人になるように道筋を考えましょう。やがて世界に向けてできるだけ多くの選択肢が選べるように、学力としての英語力も伸ばしましょう。今年の大学受験状況は、「大学全入時代」と言われながら下位の一部を除いて(現役指向などもあり)かなり厳しさを増しているようです。その中で受験科目や配点を見ても、英語一教科が抜群にできるだけでどんなに有利か、以前より有利になってきているか、ということに驚かされます。氷河期の上を行く就職活動でも、例えばTOEICの高得点が大きな武器になっていますし、その先に、以前ご紹介しました海外ボランティアや国際公務員などを「普通に」めざす人たちがいます。また、最近立て続けに芸術の分野で海外で最終教育を受けることを計画されている方のご入会がありましたし、海外の大学への入学を視野に入れた高校選びのご相談なども増えています。多くの方々と事情は違えど大きな方向性を共有している実感に励まされます。こんな時代だからこそ、夢や目標の実現を本気でめざしてもらいたいものです。
 オバマ大統領は、あの記念すべき演説の中で「厳寒と困難の冬」の時代を強調し、訴えました。
ーーーそれは、そのままこんな時代に我が子の教育に臨む者への言葉としても受けとめられます。
「希望と美徳をもって、もう一度この氷のような流れに勇敢に立ち向かおう」と。

00:45:02 | natalis | |