Archive for 01 December 2019

01 December

<Natalis News>より 「大学入学共通テスト」に 左右されない“力”とは?

 大学入学共通テストについての様々な報道は既に耳にされていることと思います。英語の民間試験の導入が見送られたり、国語の記述問題の採点に関する問題など、実施が迫っているこの時期ですから、受験の近い生徒やその保護者にとっては不安になって当然の内容です。
 当欄でも、英語の4領域全般の強化は必須の課題と考えてノウハウの蓄積のある外部試験を活用してでもその方向へと促すことは有意義と考えて支持してきました。たとえば、実際に高2や高3で英検準1級に合格するまでに伸びた生徒を見ていますと、発話やライティング等の英語での発信力が従来の同程度の生徒より明らかに高度なレベルに達していることがわかります。しかしながら、民間テスト受験にあたっての公平性が担保されないというのでは、全く論外というべきで、実に残念と言う他ありません。
 ただ、国の制度の問題は別にして、我が子がどんな力をつけて最終的な学びの段階やその先の社会へと進んでいくべきなのかを考えると、重要な部分は何も変わっていないのです。文部科学省が新テストに込めたと言う思考力・判断力・表現力は、国語と英語の両方で高いレベルで実現されなければならないものですし、実際、上位の教育力を備えた大学の本試験の要求する能力もほとんど従来の路線からブレたりしてはいません。つまり、最終的につけなければならない力の目標は同じなのですから、これまで通り、根幹となる力の養成をさらに高い段階をめざして一直線に進んで行けばよいいのです。
 一方で、来年度施行の新指導要領では、中学校の英語が格段に難しくなることは既報の通りです。とすればその先の最終到達点もやがてより高いところを求められることになります。そこで、先を見越して今から取り組んでいるのが、小学校の段階のグレードアップです。具体的には、もともと英検3級や準2級合格が毎年何人も出ていてリスニングや読んで理解する力を高めることは順調に進捗していましたが、さらに中学校でそのまま通用する英語へとするために、教材開発を進めています。つまり、自分で英文を作って「書ける」力を高めようということです。また、現在中学生が使っている教材群を小学生からそのまま使って、完全に中学生と同様の進め方をする方法も成果をあげ始めています。小6から中学生型個別指導に切り替えて、中学校のテストのような問題も書いてこなしながら進んで、1年で中3の内容まで終わろうとしている生徒もいます。 同じ進度の中学生と比べてもまったく遜色のない力をつけながらここまで来ています。 中学入学前に長文読解100本の専用教材と高校文法の学習に入りますから、これからどこまで到達してくれるか本当に楽しみです。
 はじめにこのような方法で学び出した生徒は(当時の到達進度は上記の半分以下でしたが)、今は高校生で米国の有名大学への直接入学を目標と宣言して着々と準備を進めていて、十分合格可能な見通しが持てるまでになっています。ここまでくれば国の制度の混乱などどこ吹く風で、もう海の彼方の世界を見ているのです。



01:28:40 | natalis | |