05 May

【幼児】子育てのヒント  小さい時期にこそ、大きな目標を!

 子どもたちの伸びていく姿を見ていると「目標」の力の大きさを強く感じます。中学生以上なら生徒自身の問題になるでしょうが、幼児、小学生となれば、やはり家庭でどのような目標を持たれているか、また、その目標がどの程度具体的にイメージされているか、ということが大きな差になって現れてきます。これは決して目先の目標としての受験を奨励しようとしているわけではありませんが、例えば、今我が子がなんとしても受験で非常に高いレベルの成功を納めなければならない状況に置かれていると仮定してみたらどうでしょう。「もしそうなら、こんなことをして、あんなことも、それから...」と、いろいろなことが次々に出てきます。受験でなくてもよく言われるようにプロのスポーツ選手とか何であれ一流の研究者とか、目標が大きくしかも切迫していればそれだけ多くの課題が出てきて、今すぐやるべきことがはっきりと見えてきます。そして、ひょっとして、そのうちのいくつかは、(そこまで厳しい目標を設定しなかったとしても)今から本当にできるのではないでしょうか。
 なんとなく「こんなものだ」と思って日常に甘んじてしまうのが人の常ではありますが、もっとも柔軟で伸長性に富み、大きく成長していける“黄金時代”に親が小さな目標しか設定(想像?)してやれなかったために損をさせるこことがないようにしたいものです。
 ところでこの“黄金時代”とは、何歳くらいのことでしょうか?もちろん、常に「今」です!

02:40:00 | natalis | |

05 April

【幼児】子育てのヒント 自信を育てるほめ言葉を英語でも!

 人の話が聞ける、物事に前向きに取り組める、まっすぐに他者とのコミュニケーションができる、自分の意見をはっきり表明できる、そんな力の源となるのが「自信」。ほめて自信を育てよ、とは言われますが、本当に自信が持てるまでにはいくつかの段階が必要です。
 まず、自分のことを肯定的に気持ち良い状態で受けとめられること(自己肯定感)。これは周囲の大人(特に、親)がその子をしっかり受けとめてあげることの積み重ねにより育まれます。どんなに悪いことをしても行いだけをしかり人格を否定するような言葉は使わない、といった点も注意すべきですが、常に、「君のことが大好きだよ」「いてくれるだけでうれしいよ」というメッセージをスキンシップも交えて伝え続けることが実はたいへん重要です。次に「自分にはできる」という感覚(自己効力感)を持たせること。何事もできるだけまかせて(途中で口出しぜずに)やらせて、結果にかかわらず、できたこと、チャレンジしたことを認めてあげるのがポイントです。そして最後に、「きっとできる」というプラスの暗示を全幅の信頼とともに心から伝えてあげること。ただ口先だけでほめるのではなく、子どもの言動をよく観察し、上記を毎日少しずつでも実践できれば、物事に対する姿勢や態度が変わり、それが好結果を生み次のチャレンジにつながる、というように良い循環が起こってきます。

 ☆すぐに使える英語のほめ言葉:
    Wonderful! (すばらしい!)    Good Job!(よくできたね!)   Great! (すごいよ!)          You did it! (やったね!)      Perfect! (カンペキ!)

19:40:00 | natalis | |

23 February

「ことば」だけは絶対に!ALITIS WAY OF LEARNING

 新規オープンのアリティス吉祥寺校、高井戸校だけでなく、荻窪本校でも、新学期に向けて多数の新設クラスをご用意してお待ちしています。この機会にぜひ将来までを考えた“我が子主義”教育のナタリス学院インターナショナルをご検討ください。

 小さな子どもに英会話を習わせるのは、何のためですか?発音がよくなるように?耳を自然に鍛える?外国の人と触れ合って慣れさせる…?その程度の目的で毎週貴重な時間と労力を割き、何年も続ける意味があるのでしょうか。我が子に、親の責任で、学校以外の家庭教育として真剣に習わせるのなら、やはりその努力が後になるほど大きく価値をもってくるものであってほしいと、私ならそう思います。まして英語はコミュニケーションの道具であり、それを学ぶことは「実学」に他なりません。もちろん、習い事として続ける中で有形無形の様々なものを身につけていただくことも大切にしていますが、やはり英語が道具として使いこなせる高いレベルに到達し、またその過程においても人生の各段階で実際に役立つ成果を得られることが最も重要なことではないでしょうか。

 かけがえのない目の前の“我が子”の発達と成長にあわせて、将来のためになる英語教育を提供するのが私共の使命です。そのため、「ネイティヴ講師と楽しく遊ぶだけでネイティヴ並に話せるようになる」とか、何か脳に効く(!)特効薬のような楽な方法があるなどと宣伝したりはしません。ただ日本語の環境で外国語としての英語を、しかしきちんと聞き話す能力まで含めて高いレベルまで、週1回50分の授業とわずかな宿題程度の最小限の負担で達成する方法を提供します。そのため、保護者の皆様には常に国語力の大切さを繰り返しお話ししています。またその国語力を伸ばし思考力を高める方法も提供しています。それが、小1で英検5級とか小3で3級合格、あるいは中3で抜き打ちで試したセンター試験に8割以上正答できる力、等々の客観的実績に繋がっています。


 待望の赤ちゃんが生まれた時には目の前のことに必死で、歩いている姿など想像も出来ないものです。実際、無事に満1歳を迎えた時、初めて自分で歩けた時には、望外のプレゼントをもらったような喜びに涙が出てきてしまうほどです。2,3歳になったら幼稚園のことを考えるだけで頭が一杯ですし、お受験を乗り越えたばかりの方に例えば中学生のときにどうなっているかを考えなさいというのは無理なことでしょう。しかし、時の流れは決してやり直しを許してはくれません。本当に大切なことを厳しい取捨選択の中で選び取り、努力して継続した人だけが決して減ることのない豊かな実りを手にすることができるのです。「将来」のことをよく知り、そこに繋がる重要なことに絞り込むからこそ、少ない負担でも大きな成果につなげることができるのです。

 私共の名前の『ナタリス』は、「誕生する」という意味のラテン語から名付けたのでしたが、子どもたちが、そして彼らとともに私たちもどんどん「伸びていく」ようにとの願いと使命感とをこめて『アリティス(Alitis)』という名前も使うことにしました。0歳から高校生レベルまでつながる理論と方法(Alitis Way of Learning)を、その具体的なプログラムをどうぞお尋ねください。我が子自身の学びと自己成長にとって親の愛情と影響力を実在的な形として行使できる12歳位までの間に何をしてやれるのか、最低限保障をしてやらなければならないことは何なのか、ご一緒に考えお手伝いさせていただければ幸いです。「はじめにことばありき」とは創世について詠った有名な書き出しです(宗教とは一切無縁です、念のため)が、それは個体の成長にとっても意味深い言葉ではあります。私共は今、あえて申しましょう、「ことばだけは絶対に!」と。

00:17:03 | natalis | |

03 May

この国は、どこへ向かおうとしているのか。そのとき、我が子は?

 今年の憲法記念日は、例年にも増して、憲法改正に関する議論が盛り上がりを見せています。いや本当に盛り上がっていると言えるのかどうか。投票率の低いことが話題にもならない国政選挙と同じく、全ての国民が争点を精緻に理解し、真剣に議論を尽くしているとは、とうてい言えないような状況ではあります。
 もちろん、教育に携わる者として政治的な立場は完全に排除していますが、憲法をはじめとして一国の在り方を決めるような大きな議論は、そのまま、我が子やその子どもなど、将来を担う世代へ何を残し何を伝えるのかという点で教育と同じ重さを持っています。そして、環境問題や様々な民族・宗教対立による紛争、国際社会での立場など、多くの要因が錯綜していて、人類全体ともどもこの国も大きく揺れていることの現れではあるでしょう。
 これは私たち今の大人の課題ですが、子どもたちにとっても間違いなく直面する大きな課題であり試練となるはずです。その時、我が子はどのような選択をするのでしょう。どんな行動がとれる人間となっているでしょうか。教育の目的とは、極言すれば、大きな選択の場面に向かい合ったときに人間としての責任を背負って最善を尽くした判断と行動ができる人となる手助けをすることと言えるかもしれません。何か大きな組織や権力に簡単に洗脳され利用されるような存在とならないだけでなく、さらに創造的に貢献できる人づくりといってもよいでしょう。その意味で、我が子には絶対的に(他人との比較ではなく)高度な知性を持たせなければなりません。それが親の責任でもあると思います。情報に振り回されるのではなく、広く世界にアンテナをはり、グローバルな視野で複眼的な理解に基づいた判断ができる「大きな個人」ということを、我が子について本気で考える必要があります。微力ながらももっと貢献できるようにと、心新たにする5月3日です。

19:41:00 | natalis | |

01 November

いじめの時代に〜 我が子を守る、独立自尊の逞しい『個人』づくり

 またしてもいじめによる子どもの自殺という痛ましい事件が頻発しています。現代の子ども同士の世界の難しさも感じさせられますが、生徒を守る側の大人の責任逃れ体質をこう次々に見せられては、親として家庭としての自己防衛を考えずにはいられません。個々の事件の状況や背景は異なりますし、いじめは大人の社会にすら日常的に存在するものなので、事は結局、我が子が最低限どんな資質を備えた人間に育つように導くのかという問題になるのでしょう。
 独立自尊とは、言うまでもなく福沢諭吉の掲げた言葉です(慶応義塾「修身要領」には「心身の独立を全うし自から其身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云う」とあります)。単に身を守るためだけではなく、人でも国でも、独立を維持して品位を高く保持して世界に貢献することができる独立自尊の人となるためには、何が必要なのでしょうか。
 私は、第一に「英知」を挙げたいと思います。判断力・洞察力、そしてそれを支える深い思考力と広い教養。もっともっと知性を高めることが、より強靱な安全保障に直結するはずです。次に、孤独への対応力、周囲に迎合せず独立独歩の道を選べる胆力。そのためには、自分の世界をしっかりと持っていることが必要です。家庭が本当に安息の砦となっているか、学校以外で自分で自分を磨く修養努力を続けている場があるか、そして、本を通じて古今の先達と対話ができる能力と習慣があるか、そんなことが必要条件として点検されるべきです。最後に、人とのつながりを大きな視野で感じられる力。これは「大きな愛情」と呼んでいるのですが、個々の人だけではなく自分を含めたあらゆる存在を慈しむ豊かな感性のことです。たっぷりと親からの愛情を受けて成功体験を重ねて自己肯定感を育むことが大切です。
 そして、これらすべての具体策は幼児期からの「言葉」の世界の構築に集約されます。小学生でもできることはたくさんあります!
18:07:00 | natalis | |